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東京生活も今日で終わり。そして、まだ実感湧きませんが、明日から宮崎で再スタートです。
どんな2年だったのだろうかと思い出しながら、区切りとして、東京の2年間をざっくり振り返りたいと思います。 2013年2月12日10:30。 この日に東京行きを告げられたのを今でも覚えています。 「やっぱりそうか」と言うのが感想です。それから無事着任しましたが、着任早々、新しい取り組みがスタートしました。新しい環境に慣れるのは1ヶ月もあれば十分でしたが、ゼロから事業を立ち上げて動かす大変さを感じながら、体力的にも精神的にもタフだった1年目でした。 平日はほぼ毎日が0時過ぎの帰宅。社会人人生で初めて、自分のキャパ限界まで追い込んだような気がします。 この状況の中、ある日、上司にこんなことを質問しました。「この忙しさは普通ですか?」と。すると上司は「極めて稀なケース、こんなとこないよ」との返事。これを聞いて、きついくせに、思わず「ラッキー!」と思ったのが不思議なところです。稀なケースを経験できる、こんなダイナミックに進んでいくことに携われる、それは忙しさと表裏一体ですが、このことをプラス思考に捉えられたのは精神的によかったなと思います。 とは言っても、きついのには変わりなかったのですが、その頃、リフレッシュの時間となったのが、職場仲間と行く毎日のランチでした。仕事を離れるこの時間が、きつい当時を癒してくれました。 2年目は、新事業を本格的に動かす年。職場の仲間も入れ替わり、1人で仕事を抱え、自分のことだけに集中した1年目とは違い、周囲のことにも気を配りながら動いた年でした。相変わらず残業は続きましたが、早く帰る日は帰り、メリハリをつけるよう心がけました。 ゆとりを持つことができたので、プライベートの活動の幅を広げ、会いたくても1年目は時間がなくて会えなかった東京の知り合いと会い、花市場に行き、千葉や新潟、長野などの花の産地に出掛けました。またある時は、丸の内朝大学や英会話を始め、いろんな方と会う機会を作ることができました。 特に、2年目の秋、刺激を求めて行き始めた丸の内朝大学では、仕事と家を往復する日常では全く接点の無いいろいろな方たちと知り合えたことが、非常に大きな刺激になりました。業種を超えたメンバーが、出されたお題に対するプレゼンのために、早朝からグループワークを繰り返す時間は久しぶりのワクワク感が得られる時間でした。終了後も、集まって飲んだりいい関係となっています。 プライベートを充実させたことで仕事も家庭もいい循環が生まれたような気がします そんな2年間でしたが、昨日3月30日、後任への仕事の引き継ぎを終えました。 分厚いファイルに一式の資料を整理し、後任がこれさえ読めばこれまでとこれからがわかるようにまとめたものです。私の場合、前任者不在なので、当然、引き継ぎいだものは無い中でスタートしたのですが、こうやって引き継げる仕事ができたということに幸せを感じたところです。我が子のように想いの詰まった仕事を、しっかり頼むよという気持ちを込めて引き継ぎました。切ない想いもありますが、きっとうまく進めてくれることでしょう。そう願います。 私の仕事は定期的な異動を伴う仕事です。 どこでもそうですが、仕事を単なる作業ではなく、自分ごととして気持ちの込められるものとして捉えなければつまらないものになってしまいます。そのために、自分の軸足はどこにあるか、何がしたいか、何をしたら楽しいか、充実するか。そのためには、どんなことをすればいいか。求められているかを考え、目標をたてる。そして、それに向かって行くためには、原動力を維持するための自分自身のモチベーションを維持する。こんなことが大事かなと思っています。 しかしながら、1人で仕事をしているわけではないので、周りの人的な環境の影響で、モチベーションが大きく左右されてしまうのも現実です。 その点、この2年間、私は、周りの方々に恵まれました。これまで、仕事で厳しく叱られる経験がほとんどなかった、ある意味温室育ちの軟弱な自分でしたが、ここに来て幾度となく叱られました。ビックリするくらい。おかげ様で、嵐が来ようが、雪が降ろうが大丈夫な図太さをいただきました。また、ある方には、行動力と先手、攻めの大事さを、ある方には全体を見ること、情報管理を、ある方には伝え方を教えていただきました。良いところは真似て、またある時は、反面教師で学ばせていただきました。これまで以上に、少々のことでは動じない自分になれた気がします。 さて、明日からは宮崎です。 宮崎に戻ってからの細かい仕事の内容はよくわかっていません。ただ、農業関係ではありますが、働く場所は、農業の生産現場からはだいぶ離れそうです。以前のように花の世界だけ考えるという部署ではなく、調整などの事務的な業務がほとんどを占めることになりそうです。 数年前の自分だったら、その職場と聞いたら、確実に腐っていたでしょう。でも、今は全くそんなことがないのが不思議なところです。開き直りの新境地かもしれませんが、一つは、生産現場から遠くなろうが、近くになろうが、それは物理的な距離であって、距離と貢献度や満足度は関係無いと思えるようになったからかもしれません。また、自分の中の風を入れ替えるため、定期的に好きな現場にお邪魔して、人に触れ、工夫すればどこへ行ってもよりよい仕事ができると確信しているからそんな気持ちになるのかもしれません。 ということで、新しい場所では、最初は戦力にならないかもしれませんが、少し時間を頂きながら、これまで通り頑張ろうと思います。 最後に、知り合いもいない県外での初めての生活の中、それだけでも不安なのに、朝は早く、夜は遅く、一時期は休日もイライラしていた私に対し、不満を漏らすことなく支えてくれた妻に感謝です。休日はあちこち出歩いてお互い楽しみましたが、我慢することも多かったことでしょう。 少し前の週末、2人で2年間の打ち上げをした際は、普段は話さないいろんな話が聞けました。これまでのこと、これからのこと。中には、そんなこと考えてるんだ〜というような内容もありました。これからも、自由な私に愛想を尽かすことなく、妻として、1人の女性として、益々楽しんで過ごしてほしいなと思います。 公私ともにこのような2年間でしたが、これで一区切りです。 お世話になった皆様、本当にありがとうございました。 おかげで素晴らしい2年間になりました。 そして、今後も引き続きよろしくお願いいたします。 2015.3.31
by miyazakihana
| 2015-03-31 23:55
| 東京
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