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昨日、東京と福岡の青山フラワーマーケットのスタッフ2名の方が来宮。
(仕事ではなく、プライベートというからびっくり) 五ヶ瀬町のラナンキュラスを見学した後に、20時頃宮崎市内に到着。私は仕事を終わらせ、20時半から合流。当初の予定では3人で食事(飲み)をするつもりでしたが、急きょ宮崎の花屋さんも2名合流したところです。私以外の4名はお花屋さん。皆さん、とても熱心な方ばかりで、産地のことをもっと知りたい、生産者のことを知りたい、そして自分たちが知ったことを花を買っていただく皆さんに伝えたい。知ると、売る私たちも、気持ちが変わってくる。そんな考えのメンバーばかりで、楽しく熱い時間が経過しました。 その中で思ったこと。 今回のメンバーは、自ら動いて産地に歩み寄ってきてくれる花屋さん。でも悲しいかな、全体から見ればそのような花屋さんは少ないのも現実。また、逆に、産地(生産者)が花屋さんに積極的に交流を持とうとすることも(積極的な方々もたくさんいますが)全体からすればやはりまだまだ少ないのが現実。特に、宮崎は県民性もあるのでしょうか、その辺の積極性がまだまだ乏しい。 産地(生産者)と花屋さんが(取引ではなく情報が)ダイレクトに結びつくことが、シンプルで理想の姿ですが、これまた全体を見ればまだまだ身の回りでは少ない。 「もっと産地(花屋さん)と近づきたい」 そうありたいと思っているけど踏み出せない産地(花屋さん)、そうありたい思わない産地(花屋さん)、そのレベルは様々だけど、前者のケースであれば、間に立つ関係者が、仲人として産地と花屋さんのお見合いをもっと企ていきたい。そして、成立するまで多少のフォローをすることも大事。後者の場合であっても、必要性に気づいてもらえるような働きかけをしていきたい。 それが、花を作っているわけでもなく、売っているわけでもない。たまたま仕事で花の担当になって、花が好きになって、花の仕事に携わっている間にできる僅かな私の仕事の一つだと思う。 「消費拡大のためにはお花屋さんの頑張りにかかっている」と言われるけど、頑張る必要があるのは花屋さんばかりではない。花を届ける産地、扱う市場、その他関係者、皆一緒。 また、産地の価値は花だけではない。人や作りや地域のことも、価値になる。産地や生産者が当たり前と思っていることでも花屋さんにとって刺激的なことはたくさんある。生産者が何気なくこだわっていることに、感動を受けてくれる場合だってある。伝え方を考えて、伝えてほしい。 ただ、刺激を受けてくれる、感動してくれる花屋さんは限られている。 その伝えたい花屋さんを見つけるには、やはり自ら相手を見つけようと動きたい。市場の担当者に尋ねてもいいだろうし、販売データから探すのもいい、店舗を回ってみるのもいい、自ら相手を探し始めて、初めて、普段身の回りにあったいろんな機会が見えてくる。生かせるようになる。今はブログ、SNS、無料で簡単にできる道具はいろいろある。できる人が始めてみればいいし、いなければ足で稼げばいい。 そんな風にして見つけた相手(自分たちが作った花を使ってくれる方、興味を持ってくれる方)との僅かなコミュニケーションが、日頃の仕事を変えてくれる、そんな風に思います。 なので、昨夜の頑張っている花屋さんのような方々と産地を近づけたいし、産地同様、花屋さんのお手伝いもしたい。そして、人を動かすものはやはり人であり想いである。改めてそう思えた時間でした。 そんなことを思いながら、アルコールも入りつつ、久々熱くなってしまった。 楽しい時間、ありがとうございました。 そして、翌日である今日は、東京・福岡から来たお二人を、一緒に飲んだ花屋さんのお店にご案内した。県は違えど、お互い刺激を受けあったようなので、これまたよかった。
by miyazakihana
| 2012-01-21 23:11
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